冬の公園 雪に埋もれて 黙っている 黙っている 春の公園 草木が芽吹いて 笑っている 笑っている 夏の公園 日に焼けた子供達 輝いている 輝いている 秋の公園 風に舞う枯れ葉 賑わっている 賑わっている 公園のベンチ ずっと誰かを待って そこにいる そこにいる
公園のブログ記事
公園(ムラゴンブログ全体)-
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風の子たちの弾む声が 寒々しい公園を 一気に明るくする 仲良く歩く老夫婦の 長く伸びた影までが 優しく寄り添い合っている ベンチでギターを弾く若者は きっと希望と絶望を 胸に秘めているんだろう 枯れ葉残る大樹から 一気に飛び立った鳥の群れ 私も仲間になれたらいいのに
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街を彩るイルミネーション キラキラと 華やかに目も心も奪う 完全に冬に落ちた 人気のない真っ白な公園 見上げた星空の輝きは 頼りなげで物悲しいけど キラキラと キラキラと 遠い昔の笑顔も涙も輝かせるようで あぁ 私の心は 完全に冬に落ちた
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いつの間にかビルが建って 見慣れていた街が 急に知らない街に見える 便利になっていく街 嬉しいような 淋しいような 公園から見る空の色も 足元の芝も 何も変わっていないようなのに 取り残されていくような 変わらず聴こえる蝉の声 うるさいと思いながら ほっとしてる私がいる
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もう叶わないと知りつつ まだ望みを捨てきれない カタンコトンとシーソーの様に あっちに傾き こっちに傾き 戻らないと 戻りたいを繰り返し それも相手がいなければ 成り立たないのだと思い知らされる 誰もいない公園にて