柔らかな温もりが 私の唇には 確かに記憶されている それが悲しみの根源 封じ込めたはずの 華やかな想い出が 私を闇に引きずり込む 降り出した雨が引き金 どうしてなんでが反響する脳内 悲惨な夜の始まり
唇のブログ記事
唇(ムラゴンブログ全体)-
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溶けそうなほどの暑い夜 私の身も心も溶かすのは それだけじゃないの あなたの眼差しと指先 酔わされるのは綺麗色のカクテル それだけじゃないの あなたの台詞と口づけ 耳まで熱く色付く夜だから あなたの唇に私の色を移したら そこから始まるリップナイト
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夢の中で生きていけるなら どうかこのまま ハロウィンナイト 色とりどりの羽も 艶やかな肌も 美しく誘う唇も どうかこのまま ハロウィンナイト まやかしの恋だと承知しても あなたの腕の中永遠に 醒めないで 醒めないで
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終わりから始まっていた 私を誘う唇が好きだった 時々憂う長い睫毛が好きだった 平気で嘘つく貴方が好きだった 本気で淋しがる二人だった 愛なんて無い 在るのは二つの孤独 今更終わりだと嘆かないで
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教わった通りに 綺麗事だけを きちんと並べたから そんな一日が終わる空は とても綺麗です 涙で滲んで とても綺麗です なぜだか悔しくて 噛みしめた唇に 滲んだ色は 夕焼けみたいです
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冷たいままの唇 指先はもっと冷たい 心は感覚麻痺 あまりにも残念な夜 あなたが誰だかさえ分からなくなる ねぇ教えて 雨はいつ降るの?
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キスする素振りで近づいて 噛みつきたい あなたが甘く目を瞑る瞬間に 噛みつきたい 噛みついたその後のことなんか 知らないわ 滲む赤に歪んだ唇 それが見たいだけ ねぇ見せてよ
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熟成させて その時を待っている この毒は 貴方を殺すためだけにある 艶やかな唇にのせて 春の夢を見せながら 地獄へ誘う 貴方が云う 裏切りが愛の行為なら この殺意も、 究極の愛 大丈夫 淋しくないよ 私がずっと永遠に 貴方を抱いているから 私の中に堕ちていけ
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あなたの下唇に そっと唇で触れてみた 何回も何回も あなたの下唇にだけ そっと唇で触れただけ そこから先には進めなかった 何もかもが止まって消えた 唇だけが憶えてる感触 キスとも言えない口づけ 切なさだけが甦る