Voice of the heart

綴ってます

春のブログ記事

春(ムラゴンブログ全体)
  • 春を知る

    街を歩けば 咲き誇る花色に 否応なく春を知る 独りどこまでも 歩ける気がするけれど 夜になれば 人恋しくなるね そんな春 まだ寒いね

  • つばめ

    夏の音がする 春は黙って行ってしまったのかな 私はまだ雨を待っているのに つばめが低く飛ぶ 次のバスはまだ来ない その前に雨が降ったら 雨が降ったら つばめは困るんだろうか つばめも泣くんだろうか 私のように

  • 永遠の、夜の中で、

    あの春の日の、  雨の中、 私は、  まだ、 雨の中で、  静かに、   秘かに、 あなたの、  はじめての言葉を、   想う。 忘れられないのは、  ただ、 あなたの言葉。 それは雨の日の、  春の中、   濡れたままで、  あなたを待った、 あの夜の、  そう、 永遠の、  夜の中で、   ま... 続きをみる

  • 春だと言うのに

    何にこだわっていたんだろう 何を恐れていたんだろう いつも何かを求めて 無意味に誰かを傷つけて 手に入れたかったものは 結局何も残っていない

  • 悲しい春色

    好きな季節は春 無邪気に笑う君 そんな君を見ている僕 それが幸せ 好きな色は春色 君に似合う春色 世界中が幸せ色に見えて それが幸せ それがずっと続くと信じていたのに どうして君がいないの どうして僕は独りなの こんなに悲しい春色を 僕は初めて知った

  • 私の季節

    春もなく 夏もなく 秋も来なく 冬もないまま あなたと別れてから 私の季節がなくなった 自分の居場所もないままに あなたと過ごした季節だけが 思い出の中でだけ過ぎていく

  • 春待つ夜

    春を待つこの夜に さよならの準備をする 思い出はいつだってこの胸に そっと優しく流れるから きっと臆病な昨日は 明日の風に向かうため 持って行くものは 小さな鞄に入るだけでいい 履きなれたスニーカー 紐をもう一度結び直したら 寂しさも不安も 呑み込む程の未来をください 今日までの涙を 無駄にしない... 続きをみる

  • これから私

    心から愛していた 本当に好きだった 全部過去形 だから過去のこと 薄れていく呪縛 長いトンネルから抜ける時 花びら舞う春があった これから私 少しずつ成長できるかな

  • 戯言

    春は残酷 淋しさがとても残酷 一気に殺してはくれない 浅く浅く斬りつけて じっと私を見つめる 死にはしないって分かっているのに 呼吸さえ苦しくて せめて息絶えるなら 桜降るこの樹の下でと願うけれど それさえ許してはくれず 生きろと云う 傷つけるだけ傷つけて 生きろと云う 分かってる 本当は平気 弱... 続きをみる

  • 面影

    春が届けてくれる風は いつかの淡い恋の匂いに似ていて 懐かしいような 切ないような そんな思いで空を見上げる 澄んだ空に薄くかかる雲は どこまでも優しくて また鼻の奥がツンとする あなたの街では どんな花が咲いているのでしょうか やっぱり思い出す面影は いつまでも どこまでも あなた以外にはいなく... 続きをみる

  • 何度目かの

    あれからのことは 記憶にない ただ 季節は変わりなく巡る 何度目かの落葉が舞って 何度目かの雪が降って 何度目かの風が吹く 何度目かの蕾が膨らみ 涙は意味もなく零れ落ちる また春が来る

  • 別れの言葉を 言いたくなかったから 私は泣いたんだ 別れの言葉を 聴きたくなかったから 声をかけられないくらい 私は泣いたんだ それなのに 残酷に 別れの時は来ていた 春というには 寒過ぎる暁 冬の終わりの雪 涙も 凍って落ちる この涙の先に 待っているのが 今よりも せめて今よりも 明るくあって... 続きをみる

  • 氷みたい

    冬と春が捻じれて 冷たい風が吹く まるで氷みたい 割り切れない思いを抱えて 痛い涙が零れる それもまるで氷みたい

  • 記憶の春は美しく

    当たり前にあった景色が もう二度と見られないと知って それは本当に美しかったのだと 感慨深く想う それは春だった 桜が満開を過ぎ 明るい陽の光に 飛んできた蝶は モンシロチョウ ひらひらと 舞い散る桜の花びらと共に ひらひらと 舞い飛ぶ姿を目で追った それは春だった 遠い未来より 明日の天気が不安... 続きをみる

  • 君がいない春

    青い空だね あの日と同じだよ ねぇ “いつか”っていつ来るんだろう 追いかけてるよ あの頃と同じだよ ねぇ 君は今、何をしているんだろう いつも通る道にある樹の 蕾が膨らんでいるんだ 君と見た桜だね あの春と同じだよ ねぇ 僕は今も“ここ”にいるよ

  • 春の雨

    雨の音に呼び止められて そのまま立ち止まって 濡れていた 髪も肩も 足元も 濡れるままに任せていた 慰めが欲しかったわけじゃないけど 春が優しかったから そのまま立ち止まって 濡れていた 泣かせてくれた春の雨は 私に優しかった

  • 春はいつから

    花が咲いたら 春と言うのか 暖かい空気が流れたら 春と言うのか 日付が変わったら 春と言うのか 鶯が鳴いたら 春と言うのか 涙が零れなくなったら 春と言うのか あの人を忘れたら 春と言うのか いつから春なのか わからないまま 年月だけ流れる

  • 雪氷

    優しかったあなたが 今は他の誰かに 優しくしてもらっていますように。と そう思えるまでになりました 道端に固まった雪氷が 溶けてアスファルトを染める 風が春のようで 陽射しが眩しくて暖かで だから あなたのことを思い出しました

  • 失くした季節

    一つ目の夏が過ぎて 秋が終わって 今は冬 あなたがいないまま 季節だけが過ぎていく 春は来るのだろうか