葡萄酒色の唇で 葡萄酒の香りのキスをした あなたはとても甘い眼差しで とろける台詞耳に囁く 指先まで熱く まつ毛の先まで震える夜 仄かに揺れたキャンドルの炎 灯りはそれだけでいい 夜はこれから
灯りのブログ記事
灯り(ムラゴンブログ全体)-
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味わう暇もなく呑み込んだ それでも憶えている 忘れてはいない あの夜の灯り 雨の匂い 秋が来る前に終わった 移り変わったのは季節ではなく 互いの心 君のせいでも 私のせいでもなく 互いに幼かった 懐かしさもないくらい それでも 間違いなく恋だった
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滲む 空が 足元が 灯りが 滲む 心が 脆くなって それは あなたのせいじゃない 好きになってしまった 私の罪
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そのまま そのままでいい ゆっくり ゆっくりと 灯りもそのままで できれば できることなら この夜が長く 少しでも長く 続きますように
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どうして私を残していくの あなたのいない世界で 何を灯りにしたらいいの 今は涙は流さない あなたに再び会った時 しっかり抱きしめてほしいから よく頑張ったねって 優しく抱きしめてほしいから いつまでも一緒にいられると 思っていた私を残して あなたは逝った
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