水分を多く含んだ空気は 重く 風が強く吹けば 私の自由を封じ込めようとする 髪が 汗ばんだ肌に吸い付く 裾が 音を立てて靡く すれ違うライトは ただ不快に眩しい 自由なんかいらない 好きなだけ泣かせてほしい この夜の中で
空気のブログ記事
空気(ムラゴンブログ全体)水分を多く含んだ空気は 重く 風が強く吹けば 私の自由を封じ込めようとする 髪が 汗ばんだ肌に吸い付く 裾が 音を立てて靡く すれ違うライトは ただ不快に眩しい 自由なんかいらない 好きなだけ泣かせてほしい この夜の中で
ピキンと張りつめた空気が 痛いのに妙に優しく感じて 懐かしさに揺れた そう、多分あれは恋の中 戻れない遠い季節 私の声があなたに溶けて あなたの眼差しは深く優しく 思い出せば今でも蕩ける もう触れ合うことも出来ないけれど ピキンと張りつめた空気は 痛いのにやっぱり優しくて 懐かしさに泣けた
花が咲いたら 春と言うのか 暖かい空気が流れたら 春と言うのか 日付が変わったら 春と言うのか 鶯が鳴いたら 春と言うのか 涙が零れなくなったら 春と言うのか あの人を忘れたら 春と言うのか いつから春なのか わからないまま 年月だけ流れる