Voice of the heart

蔦

絡まったまま枯れてきた蔦が 貴方と私のようです 秋の陽射しは 穏やかで優しいのに 残酷に季節の終わりを告げます このままではいけないのでしょうか どうせ枯れ死ぬのなら共に 離れ離れにならぬように 絡まったままでいたいのです

縫い糸みたいに

絡まった糸 ほどこうとすればするほど 余計に結び絡まってしまう 諦めようか 切ってしまおうか ほんのちょっと 手間がかかるけど もう一度はじめから 縫い直そうか そんな風に人間関係も 簡単にやり直せるなら こんなに悩まないで済むのにな