Voice of the heart

綴ってます

孤高の牙


狙って
宣言して
外した時の
恥ずかしさ



アイツの狩りの腕前は
芸術的で美しかったのに



猫は本来
死に際を
誰にも見せないんだ



友達だったアイツも
いつの間にか消えたんだ



爪を切られて
撫でられて
喉を鳴らす



飼い猫には飼い猫の
幸福があるんだろうけどさ
牙まで抜くなよ



僕の友達
奪っておいて
牙まで抜くなよ

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