Voice of the heart

綴ってます

瞳のブログ記事

瞳(ムラゴンブログ全体)
  • 青空の向こう

    思いつめた瞳で それでも君は 何も言わない 窓の外 風が花木を揺らして 君の涙が落ちた 次に話す言葉を 必死で探す僕の 無駄な努力は 結局報われることはなく 無言の時間だけが流れ 風が雲を流して それでもずっと青空の 目に沁みるような青空の 遠い向こうを見ようとしていた 君が見たかったのは 違うん... 続きをみる

  • 片手ずつ

    胸の内にある無数の傷を隠したくて  片手は私の胸に   片手はあなたの瞳に そんなことで隠せるわけもないけれど  片手は私の胸に   片手はあなたの瞳に それでも真っ直ぐに私を見つめるあなたの瞳 私の小さな手のひらじゃ隠しきれるわけもなく   ふたり黙ったまま  互いを見つめるけれど あなたは何も... 続きをみる

  • 赤い瞳

    白い息 赤い瞳 蒼い夜 銀の雪 君の涙 僕の後悔で冬が始まる

  • 譫言 -uwagoto-

    甘い言葉で溶かして その指先で混ぜて 瞳を閉じてる間に キスをして もっとキスをして シーツの波 私を呑み込んで あなたの体温 私の体温 混ざり合って 微熱に犯される 愛してる  何度も言うわ   愛してる

  • さよならバイバイ

    君が急に歌いだすとか それはよくあることで 君が急に話し始めた言葉が 意外なほど綺麗で 僕はポカンとしたんだ 君の不機嫌そうな瞳は 相変わらずだけど なんだか嬉しい気がしてさ 今夜は何を食べようかなんて 呑気に思っていたよ 最後の言葉が さよならバイバイ あんまり意味が分からなかった だけど さよ... 続きをみる

  • 君がくれた幸せは本物だった

    嘘ばかりな君だった その嘘ばかりを愛してた そう言ったら そんな僕の言葉も 嘘ばかりに聞こえちゃうね きっと他人には 理解し難いだろうけど 理解してほしいとも思わないさ 嘘ばかりな君だった だけど可愛い人だった 瞳はとても澄んでいた 君が何を言っても 僕はそれでよかったんだ どんな出来事も 不条理... 続きをみる

  • レクイエム

    あなたが抱くギター 鏡の様に反射して そこに移る顔 私の顔 灰色の瞳 長い睫毛 零れそうな涙 この指で掬ってあげたら 私を愛してくれますか 心地良い寒い部屋 裸足のまま 震えていても そのままでいい このままでいい 終わらないで 終わらせないで いついつまでも 奏でてほしい もしも私が死んだとしても

  • 個性

    猫の欠伸を見ていたら 僕も眠くなってきた 猫の瞳を見ていたら 何故だか涙が零れそうになった 変だよね 分かってる 個性と言えば 聞こえはいいけれど 猫はなんにも言わないよ きっと何でも知っているのに 猫はなんにも言わないよ 僕を好きとも嫌いとも言わない 猫はなんにも言わないよ きっと明日の天気も知... 続きをみる

  • 夢に託す

    底の方は冷たい 冷たいからじっとしてる 瞳を閉じて じっとしてる 何も見えない 何も見えないけど 夢だけは見える それだけ それだけの世界 あなたに逢えない 逢えないからせめて 夢に託す

  • 君へ

    まあるい柔らかいほっぺの君 汚れなきつぶらな瞳の君 小さくてあったかい手の君 何をしてもただただ可愛い君 愛おしさしかない だから 素敵な大人になれよ

  • タイプ

    その軽率さが好き 浅はかに誘う瞳が好き 魅力などなんにもないくせに 満ち溢れる自信が可愛い だから意地悪したくなる ごめんね 君はタイプじゃない

  • 接吻

    ゆっくりと ゆっくりと 交わいながら溶けていく 熟された果実から 甘い甘い蜜が溢れる様に 今日の終わりと 今日の始まりの その時間は私に頂戴 互いの瞳は閉じたままで