Voice of the heart

綴ってます

街のブログ記事

街(ムラゴンブログ全体)
  • 哀しく見える

    言い訳ばかり上手くなっていくあなたが 私にはどうしようもなく哀しくて それでも嫌いにはなれなくて 哀しい景色ばかりが増えていく この部屋も そのひとつ カーテンの向こうの空も いつも歩く街も 綺麗なはずの花壇も なぜか哀しく見える あなたが 側にいるのに

  • キンモクセイ

    東の空に一番星 それだけで泣きそうになる どこからともなくキンモクセイ それだけで泣きそうになる 君の街と僕の道と 交わることなく遠くなる 二人の思い出も重なることなく 知らない他人になっていく 東の空の一番星を 君はどんな思いで見上げるの どこからともなくキンモクセイ それだけで泣きそうになる

  • 宝石の街

    流れてったのは赤いルビー それが哀しくてぼんやり見てた プラチナの橋 水面の光 誰に届くの いつまでも夏の夢 いついつまでも影踏みの夕暮れ 青い島の陽気な音楽 もうすぐシリトンの三日月 それまでに 見送った電車の明かり ルビーと同じく 原因はそんな些細 いつものように戯れた後の 見下ろしは街は宝石... 続きをみる

  • 面影

    春が届けてくれる風は いつかの淡い恋の匂いに似ていて 懐かしいような 切ないような そんな思いで空を見上げる 澄んだ空に薄くかかる雲は どこまでも優しくて また鼻の奥がツンとする あなたの街では どんな花が咲いているのでしょうか やっぱり思い出す面影は いつまでも どこまでも あなた以外にはいなく... 続きをみる

  • 街並

    いつの間にかビルが建って 見慣れていた街が 急に知らない街に見える 便利になっていく街 嬉しいような 淋しいような 公園から見る空の色も 足元の芝も 何も変わっていないようなのに 取り残されていくような 変わらず聴こえる蝉の声 うるさいと思いながら ほっとしてる私がいる

  • ブルー

    遠く揺れるライトはブルー 風は静か 波は眠る 華やぐ街 すれ違った人の煙草の匂い それだけなんだけど なぜだか泣きそうになった