Voice of the heart

綴ってます

fell in winter


街を彩るイルミネーション


キラキラと


華やかに目も心も奪う


完全に冬に落ちた




人気のない真っ白な公園


見上げた星空の輝きは


頼りなげで物悲しいけど


キラキラと


キラキラと


遠い昔の笑顔も涙も輝かせるようで




あぁ 私の心は


  完全に冬に落ちた

明日には逢えるかな


昨日も思ってた


 明日には逢えるかな


一昨日も思ってた


 明日には逢えるかな


その前の日も


ずっとずっと毎日思ってる


 明日には逢えるかな



もう逢えないよ


もう二度とは逢えない


ちゃんと分かってはいるんだ


だけど思ってしまう


希望とか願いとかじゃなく


癖のようなもの



もう忘れたふりして過ごしてる


もう平気な顔して過ごしてる


それでも毎日思ってる



 明日には逢えるかな

鼠の気持ち


触れたら涙が出そうだから
見て見ぬ振りをした


し続けた


それでも知ってしまっているから
何とも言えぬ感情に支配されて
一歩も先に進めない


追い詰められて
逃げ場がなくなった鼠の気持ちが
なんとなく分かった気がした


沈みかけの太陽が
やけに優しく見えた日は
不覚にも涙が出そうになる


私の弱さと引き換えに
この世界が美しく見えるのだとしたら
それでもいいなと思えた


そんな帰り道