可愛らしい顔して
汚れた言葉で
いとも簡単に残酷を吐く
ゲーム感覚の裏切りに
罪悪感なんてあるわけなく
過程の意味とか空っぽでも
十分それで成り立つでSHOW
心なんていらない
銭だけよこせよ
お前の価値なんてそれだけだろ
あたしを見ろよ
見たならよこせ
銭だけよこせよ
お前の価値を見せてくれよ
可愛らしい顔なのに
泡銭で整形しても
醜い心までは変えられない
虚言も涙も常套手段
罪悪感ってなんですか
それで何が買えるんですか
騙される方が馬鹿なんでSHOW
好きとかキモい
銭だけよこせよ
お前の価値なんてそれだけだろ
あたしを見ろよ
見たならよこせ
銭だけよこせよ
お前の価値をあたしによこせ
おそろいのマグカップ
ふたりで選んだマグカップ
ふたつ並ぶから意味があった
ひとつになったマグカップ
ふたりで選んだマグカップ
ひとつになったら意味がない
見るたび哀しいマグカップ
花が咲いたね
雨が降るね
昨日よりも寒くて
昨日よりも春だよ
次の晴れ間には
会いに行くよ
その時には
おしゃれして待ってて
それは、
真夏だと言うのに寒い午後
雨と言えばあの日の雨
今よりもっとずっと
低い視点で見える世界は
今よりもっとずっと
清らかなのに狭かった
ひとり震えて
ひとり泣いてた
他の選択肢はどこにもなくて
幼さと無力さは
ひたすらに残酷だった
私の奥底
核なるものの中には
間違いなく降り続ける雨
それは、
真夏だと言うのに寒い午後
雨と言えばあの日の雨
いつまで経っても
降り続けるのはあの日の雨
孤独が人を狂わせるなら
その孤独を手玉に取ればいい
淋しいと思うなかれ
それは自由そのものだ
哀れだと思うなかれ
それは思慮深さを学ぶ機会だ
なにも恐れるな
愛さえもそこにはある