痺れるような余韻は
本当に頭の片隅が痺れている
気怠い朝を引きずって
今日は何処へ行こう
誰を探そう
外は今
秋らしい
そういうことも知らなくなった
転がっている空のペットボトル
拾うこともなく蹴飛ばした
中身がないから痛くもない
私のようだねと思ったら
急に秋が私を抱く
夕暮れ前に
誰かを探そう
平気で嘘をつける内に
痺れるような余韻は
本当に頭の片隅が痺れている
気怠い朝を引きずって
今日は何処へ行こう
誰を探そう
外は今
秋らしい
そういうことも知らなくなった
転がっている空のペットボトル
拾うこともなく蹴飛ばした
中身がないから痛くもない
私のようだねと思ったら
急に秋が私を抱く
夕暮れ前に
誰かを探そう
平気で嘘をつける内に
葡萄酒色の唇で
葡萄酒の香りのキスをした
あなたはとても甘い眼差しで
とろける台詞耳に囁く
指先まで熱く
まつ毛の先まで震える夜
仄かに揺れたキャンドルの炎
灯りはそれだけでいい
夜はこれから
独り言
呟いた声が震えてる
これ全部
伝わればいいのに
これ全部
本心だから
何も知らないあの人へ
これ全部
伝わればいいのに
五線譜のノートに初めて書いたのは
音符ではなく
歌詞でもなく
君への想い
君の名前と ♯好き. だけ
誰に見せるでもないのに
それだけ書いた
それだけしか書けなかった
凍らせた溜息
ゆっくりと溶けていく
そして広がる悲しみ色
私は
その中でゆっくりと息をする
心の片隅
あなたの笑顔
思い出にしたはずの涙
また溢れるその中で
私は
ゆっくりと息をする