静かな夜に月ひとつ 僅かな風にススキが揺れる 意地悪雲が闇夜にしたら その時を待って泣けばいい 誰にも知られず 泣けばいい 今夜のことは今夜だけ 愉しみが涙に変わっただけのこと
月のブログ記事
月(ムラゴンブログ全体)-
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期待と諦めの雲が すっぽりと私の心を覆う どれだけ待っても どれだけ待っても 無理だということを ただ思い知らされる 風は南から吹いて それだけが慰め 月を待っていた夕べの 誰にも知られない涙
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雪があって 月が浮かんで 雪が降って 月が動いて 私が想って あなたを想って 切ない記憶と 今の気持ちが 緩く交差していく夜 月は遠く 哀しみが満ちる
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檸檬のような月の明かり 優しく苦く思いを巡らす 兎になったらもっと飛び跳ねる あなたの空まで飛んでいくの その時は どうかその時は にっこりと笑って そっと抱きしめて
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赤銅色の月は美しく 白くなる息に季節を感じる あれは夢? 優しい匂いの人 いつかの恋 ときめきが涙になる夜の 一途が痛々しい すべては夢? 何百年の記憶を抱えて 今宵 赤銅色の月は美しい
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星が見えないから 星に願うこともできない 月も見えないから 月に願うこともできない 私の願いはずっと変わらない まだ何色かも分からない小さな蕾にだけ そっと願った
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月を探していた昨夜は 流れるままの涙の跡も 美しく反射していた 秋の始まりの匂い 錆びたバス停 茂ったまま枯れていく雑草 都会の片隅 既に夏は終わっていた 思い出せるのは横顔の君だけ 冷たい雨に広げた傘は 流れるままの涙の跡を 静かに隠してくれた
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昇っていくのを見ていたかった 夜が終わるまで ただ黙って見ていたかった 見ているしかできなかったから 約束は果たせなかったから せめてその最後の最後まで ちゃんと見ていたかった 花も苺も過ぎてしまったから 今宵の月には願いたかった 雨が降り出す前までは 確かにそう思っていた
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月も 星も 見えない夜でも あなたと 一緒なら キラキラしていた 今にして思えば 恋だった 友達でいたら ずっと一緒でいられると そう思ってたけれど 友達でも 恋人でも 運命通り 別れはくるものね 月も 星も 見えない夜 当然 あなたもいない夜
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ほつれ髪が夜風に遊ぶ 漂う残り香に線香花火 闇に白い煙 膨らんできた月は淡く はしゃいだ後の独り時間 痛んだ小指 次の約束だけ抱きしめて また夢で逢いたい
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ちょっとだけ泣いたから ちょっとだけ笑おう チョコレートもちょっとだけ 嫌なことがあっても 良いこともみつけて 花一輪をご褒美にして 月のランプで闇夜を癒すように また明日生きてくために 秘密の魔法の呪文を ララララ 私だけの魔法の呪文を
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いつか見た月は雪の中 そして隣に君がいた いつか見た月は花の中 そして僕は一人だった いつか見る月は風の中 きっと僕は君想う
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よじ登った 裸足のままで 痛さは きっと ある でも それは 心に ある よじ登った 裸足のままで どんなに 登っても 月には 届かなくて 痛みが 消えない 月には 届かない
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西のグラデーション 東に月 南に向かって走る 振り向いた時 あなたがいれば 私は私を信じられる
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何処でもいい 何処にでもいい 此処じゃなければいい 此処以外ならいい 私を連れ出して 手を離さないまま 月が見えている間に
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夏の終わり名残惜しく そんな気持ちで見上げた空に 生まれたばかりの月が浮いていて 初めて見るのに いつも見ているような いつも見ているのに 初めて見るような 不思議な感覚は なんだか懐かしいようでもあり 君に話したくなったよ 君の街には どこまで秋が来ているんだろう 逢いたいね 逢って話したいよ
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今日の終わりの月 だけどまだ始まったばかり じゃれつく蝙蝠 もっと自由に飛べ ここはお前らの空だ 誰にも遠慮するな
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紅く赤く朱く泣いていたのは ほんの僅かな時間 宇宙時間のほんの一瞬 誰にも知られないところで 誰にも見つからないように 誰にも届かないところで 正々堂々と独りぼっちのまま あなたに届きたくて 紅く赤く朱く泣いていた 月が欠けた僅かな時間 宇宙時間のほんの一瞬の 小さな出来事に過ぎない
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冷たい月が見ている 私の心を見透かしている あぁ 急に疲れたな あぁ 誰かに甘えたいな 一歩一歩がとても重くて 静かな町が悲しく滲んだ ピリリと冷えた夜 冷たい月と目が合った
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同じ言葉繰り返している 他の言葉が思いつかない 気持ちは微妙に変化しているけれど 同じ言葉繰り返している 風が吹いて雪が舞って 月が欠けて涙零れても 他の言葉が思いつかない 愛してる あなたはいないのに
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流れていくもの 言葉や雲 風に時間 きっと愛も 流れていくもの 想い出と月 花と涙 そして愛も
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秋というには 暑さは容赦なく でも、 今宵の月は 秋なのだ 間違いなく秋なのだ 硝子越し見あげる月に 心なごみ 生温い風にも 優しくなれる そんな秋の月
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月が見えている間だけ 泣いていてもいいですか それは思うより短く 朝になる前に 正気に戻って 自分で自分を馬鹿だなって 笑って許すことが出来るから きっと出来るから 月が見えている間だけ 泣いていてもいいですか
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もうすぐ満ちる月 紅い口紅 夢の入り口 静かに流れるメロディ 待ち人は来ず
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仄暗い中で あなただけ光っていた 瞬く間に私は恋に落ち 瞬く間に夢中になった 賑やかな街を忘れて 静まり返る夜中を待った あなたが動くたびに 妖しく光っていた 耳元で囁かれた魔法 いつまでも醒めない魔法 優しい太陽を忘れ 冷たい月が笑う夜を待った 歌うあなた 踊る私 仄暗い中で あなただけ光っていた
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いつもより 素直になれた夜だから いつもより 優しくなれた夜だから 月も微笑んで見えた こんな夜があるから また夢が見れるよ ありがとう
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今の私には何も願うことがない あの日から あの日 二人の未来を失ってから そうね だから 願える事柄をください そんなことを言ってみる 今宵の月に向かって
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この空の色が欲しくて 私はここで待っていた 複雑な感情抱えたまま この時を待っていた 夜になる前の月は 充分美しく光を放って その存在だけで 私を慰めてくれる 泣くつもりなんてないのに 涙が流れてくるのは何故だろう 誰もいないから このままでいい この空の色に慰められて 私はここで独り泣く